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方向性を伝える【現場】

 方向性を考え、伝えることは時間がかかります。さらにスタッフ全員まで浸透させ、行動を変えるためには何度も伝える必要があります。

 

 もちろん、方向性を伝えず、診療に集中することもできます。ただ、これではスタッフのモチベーションが低くなり、スタッフは院長先生に随時質問するようになります。それを逐一対応することで、スタッフは納得性が高まりますが、時間がかかってしまいます。

 

 また、スタッフは院長先生に遠慮して、相談することはせず、潜在的な不満が大きくなります。これではマネジメントにも時間もかかってしまいます。

 

 ただ、マネジメントを強化するといっても、診療しながらスタッフ全員を管理するのは容易ではありません。そのため、主任クラスを育成することが重要です。主任クラスが育てば、新人が入職した際に教育してもらえます。

 

 しかし、その方向性が理解できていなければ、場当たり的に育成するようになります。これでは主任の負担がかかるだけでなく、真面目なスタッフほど悩むようになり、主任も責任感を感じるか、強制力を感じるようになります。

 

 自院だけの話として方向性を伝えると、理解しづらくなります。スタッフは自分事や人間関係の方を意識してしまい、客観的な話として理解できません。かといって大きな医療業界の話にしても、スタッフは理解しづらくなります。ということはスタッフが理解しやすい範囲で伝えることが重要です。

 

 その1つが他院の状況をまじえて伝えることです。これにより、他院の状況が分かるだけでなく、自院の長所と短所が分かります。これにより、院長先生からのアドバイスも客観的になり、行動に関して自主性を高めることができます。

 

 上記のように考えると院長先生がどのくらい主観的か客観的か、そのバランスをとることが重要です。主観的すぎると抵抗が生まれやすくなり、客観的すぎると自分事ではないと考えるようになります。

 

 そこで、方向性を伝える際にはスタッフが事ある毎に考える癖をつけることが大切です。考えるくせができれば、段々とスタッフが自分で考えるようになり、院長先生の負担も減ります。つまり、スタッフの自主性を高めるためには方向性の理解を統一させることです。方向性が理解できれば、現場で自主的に判断できます。

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