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取材先の情報

2017年7月27日に東京ビックサイトにて「リハビリ・介護予防サービス展」に訪問しました。

展示会

その中で「これからのケアマネジメントと介護保険外サービスの役割」というテーマで桜美林大学大学院老年学研究科の白澤氏の講演を聴講いたしました。その講演の論点の一部を記載させていただきます。

講演の主な論点

・介護保険の理念である自立支援の考え方が、十分共有されていない。

・介護保険法の目的・理念では高齢者が要介護状態等となっても、尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう必要な支援を行うことである。

・要介護者だけでなく、介護者支援が求められている。家族の心身の介護負担を軽減する。

代表の解説

 要介護者にとって、自立とは何を表すのか、それを制度に関わる人々で共有し、その目標を達成する。

 特に介護者支援も視点に入れることで、より要介護者にとって介護が受けやすい体制を作る。

 

・ドイツでは介護者が休息するために、いずれの要介護度であっても、4週間のショートステイが利用できる。介護で腰痛になれば、労災が適用される。介護保険は家族が介護しているという前提のもとに、介護者を守る側面が強い。

・イギリスでは要介護者と介護者を同格に重要な支援の対象としており、要介護者だけでなく、介護者のニーズも明らかにしなければならない。

代表の解説

 ドイツでは介護も仕事と捉えて、介護者の負担を軽減する施策を展開している。また、イギリスでは介護者のニーズも明確にする必要があり、多面的に施策を展開している。

 

・日本では利用者の自立支援であり、介護者負担の軽減は明記されていない。また、介護者は支援を必要な人という視点よりも、介護者は支援を提供する人という視点が強い。

・介護サービスは自立と介護者支援を目的にしており、両面からサービス利用を考える。

代表の解説

 要介護者だけの視点に偏っていれば、当人にとって不必要な施策を提供することになりかねない。そこで、介護者の視点もふくめて考えることで、より当人にとって適切なサービスを提供できる。